【1988年ヴィンテージのブルゴーニュ!24年熟成の古酒がお手頃価格!】
ブルゴーニュのワインは小規模な生産者により生産されたものが多く、なかなか価格が下がりにくいのが一般的な特徴です。
ことに長期熟成ものとなるとさらに希少価値が増し、5,000円を下らないのが常で、特別な日でもないと楽しめない・・・というイメージがありました。
生産者のジャン・ミシュロは、日本ではあまり知名度の少ないドメーヌですが、フランス国内で、長く付き合いのあるレストランを大事にし、生産量全部を売らず一定量の古酒をカーヴにて熟成させており、地元フランスでも古酒のコンディションには定評のあった生産者です。
ところが昨年の初夏に、オーナーが他界。その後ご家族の意向で、カーヴに眠っていたワインを格安なお値段で処分することになりました。
この際に熟成された古酒も若いヴィンテージのものとほぼ同価格で処分されたそうで、この1988年産も例にもれず破格での処分となったそうです。
24年というとおよそ四半世紀。
そのコンディションが気になりますが、店長が試飲したところ状態は非常に良好。
熟成感がありまろやかですが、ワインそのもののうまみはしっかりと残っており、ピノ・ノワール特有の赤い果実香も感じられ、紅茶、タバコにクローブ(丁子)のような香りがしっかり。
樽が効きすぎた感じもなく、白樺のような冷涼な気候で育った、スッと涼しいニュアンスの樹木の香りが心地よく感じられます。
雑味や余計な酸味は一切感じられませんでした。
私も、コンディションの良い古酒とはこういうものか・・・としばし感動してしまいました。
これだけコンディションの良いブルゴーニュの古酒が、このお値段で買えることはそうそうないでしょう。
古酒好きの方もそうでない方にもぜひとも味わっていただきたい逸品です!
<チャートの説明>
最高★5つ
中抜き☆=0.5
※★の多少はワインのタイプを表しており、直接おいしさを表わしたものではありません。