【ブルゴーニュのピノ・ノワールをデイリーワインに】
フランス・ブルゴーニュ地方の赤ワイン用のぶどう品種といえばピノ・ノワール。
全てのワインの頂点に位置するロマネ・コンティもこのピノ・ノワール種から造られています。
ブルゴーニュのワインは、必ずしも凝縮感があって味が濃いものを良しとするのではなく、果実味、酸味、フルーティーさのバランス、繊細さを重視しますが、このワインがまさに好例。若いワインであることもありますが、フルーティーな中に落ち着いた酸味があり、渋味も紅茶のようにやわらか。その味わいはワイン初心者でも肩肘張らず楽しめるものになっています。かくいう私も、赤ワインはどれも渋くて、自分には一生おいしさが分からないんじゃないか・・・と思っていたワイン初心者時代、ブルゴーニュのピノ・ノワール種のワインにめぐり合い、こんなおいしくて飲みやすい赤ワインもあるんだ、と感じ、それ以来赤ワインに目覚めた経験があります。
造り手のメゾン・ジャフランはもともとブルゴーニュ屈指のドメーヌ、ジョセフ・ドルーアンの子会社でしたが、今では独立し、ジュヴレー・シャンベルタンやシャサーニュ・モンラッシェなどブルゴーニュの名だたる場所に畑を持つようになり、新進気鋭の造り手として評価を受けています。
特にこのワインのように若いうちから楽しめるワインに定評があり、ぶどうそのもののフルーティーさを活かすフレッシュな酸の乗ったワインを数多く送り出しています。
ブルゴーニュのピノ・ノワールから造られたワインはなかなか2,000円を割るものがなく、値段が高くなりがちですが、品質を保ったまま、デイリーワインとして楽しめる価格になっているのがこのワインのいいところ。
赤ワインは渋くてちょっと・・・という方にもおすすめできるワインです。
ぜひブルゴーニュ・ワインの良さを、気軽に感じてみてください。
<チャートの説明>
最高★5つ
中抜き☆=0.5
※★の多少はワインのタイプを表しており、直接おいしさを表わしたものではありません。