【ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン・ブリュット シャンパーニュを代表する1本】
言わずと知れたセレブリティシャンパン。
シャンパン特有の細かくキレのある泡と、熟成による味わい深いコクを併せ持ち、シャンパン愛好者から圧倒的な支持を受けている1本です。
シャンパーニュと一口に言っても味わいは実に様々ですが、ヴーヴ・クリコ・イエロー・ラベルはピノ・ノワールの割合が高いこと、リザーヴ・ワインの割合が高いことから、大手シャンパーニュメーカーのスタンダード・キュヴェの中では比較的力強い味わいが特徴となっています。
ヴーヴ・クリコ社はシャンパーニュの中でもモエ・エ・シャンドン社に次いで第2位の生産量を誇る大手シャンパーニュメーカー。
”ヴーヴ”とはフランス語で未亡人の意。2代目当主、フランソワ・クリコに先立たれ未亡人となったバルブ・ニコル・クリコ・ポンサルダン夫人(マダム・クリコ)が事業を引き継ぎ、当時としては非常に珍しい女性実業家となります。
このメゾンを飛躍的に発展させたのがこのマダム・クリコ。”ピュピトル”と呼ばれる、瓶を動かしながらワインの中の澱(オリ=ワインに含まれる、発酵過程で発生した沈殿物)を取り除く澱下げ台(動瓶台)を発明したのもマダム・クリコ。
今でもシャンパーニュの”ルミアージュ”(動瓶)~”デゴルジュマン”(澱抜き)と呼ばれる製造工程で、動瓶台は重要な役割を果たしています。
今では、ヴーヴ・クリコ社は世界的な高級ブランド、ルイ・ヴィトン社の傘下になっています。
マダム・クリコを思わせる、エレガントさと力強さを兼ね備えた、シャンパーニュを代表するこの1本をぜひご賞味下さい。
<チャートの説明>
最高★5つ
中抜き☆=0.5
※★の多少はワインのタイプを表しており、直接おいしさに関係するものではありません。