皆様はお正月恒例の「芸能人格付けチェック」見ましたか?
私も毎年見るわけではないのですが、今年はたまたま見ました。
今年は100万円のワインと5千円程度のワインの比較ということで、100万円のワインの方がフランス・ボルドーの5大シャトーの一つ、シャトー・ラトゥールの1959ヴィンテージ。
もう一つが1973年ヴィンテージのものでした。
パッと見た感じAのグラス(シャトー・ラトゥール)の方が微妙にエッジ(ワインの液面の境目)に微妙に熟成を示すレンガ色が入っているように見えたので、そちらではないかと思ったのですが、正解でした。
しかしもう一つの1973年のものも普通だったらエッジにレンガ色が入ってくると思うのですが、ほぼきれいな紫に見えました。ベースのワインがかなり良くないとこうはならないはずなので、このワインも実際かなりおいしかったのではないかと思います。こんな良さそうなものが果たして5千円で存在するのか?と個人的にはそちらの方が気になりました。
シャトー・ラトゥールの1959ヴィンテージは飲んだことはないのですが、1970年のものは以前いただいたことがあります。
もちろん熟成でまろやかにはなっていますが、50年近く熟成されているはずなのにかなり若々しく、枯れている感じはほぼありませんでした。改めてポテンシャルの高さにびっくりした記憶があります。
こういうのって分かるものなの?と友人に聞かれることも多いのですが、ソムリエレベルの人や普段いいワインを飲み慣れている人であればたいてい分かるのではないかと思います。しかしながら番組制作の裏側を今回流していましたが、ソムリエさんが分かりにくいようにかなり近いものを用意しているので、結構難しいというのも事実だと思います。たまにワインを飲む程度の人ではなかなか難しいのではないでしょうか。
おととい「おしゃれイズム」で千円と1万円と10万円のワインをそれぞれ当てるというのがありましたが、これはなかなか難しいのではないかと思います。千円はおそらく分かると思うのですが、探せば1万円でも十分においしいワインはあるので、10万円のものと見分けるのはなかなか難しいのではないかと思います。私自身も多分どこかで分かるのではないかと思うものの、自信はないですね。
ある程度人数がそろわないと何本もワインを開けられませんが、ワインにはこのように飲み比べやブラインド・テイスティングという楽しみ方もあります。
ワイン好きが何人か集まった時に試してみてはいかがでしょうか。
2020-01-07 23:43