放射線測定器を導入しました
当店はこのたび、当店がご提供する商品の安全性をより高めるため、放射線測定器による放射線測定を導入しました。
商品となるミネラルウォーターに含まれる放射性物質、商品の包装に付着している放射性物質より発生する放射線を計測し、安全な商品のご提供に役立てたいと思います。
<測定機器>
株式会社堀場製作所 環境放射線モニタ Radi PA-1000
同社 放射能簡易測定キット
<測定対象>
①商品の外側及び外包装については全品出荷前に放射線量の確認を行います。
②商品内の水については2週間に1回を目途にサンプルで放射線量の測定を行います。
当店の扱っている商品は海外から輸入されたミネラルウォーターですので、福島第一原子力発電所の事故によって放出された放射性物質は入る余地はないと思いますが、過去の核実験等により発生した放射性物質が混入していないかどうか気にされる方もいらっしゃいますので、念のために検査を実施する次第です。
<測定方法>
①商品の外側(ペットボトルの外側)の放射線量を測定します。放射線測定器を用いて、商品及び外装の外側約10cmの放射線量を測定します(写真参照)。
外包装外側測定の様子
商品外側測定の様子
②商品内の水については2週間に1回を目途にサンプルで放射線量の測定を行います。
(1)サンプルとなるミネラルウォーターを1リットル容器に満たします。水で満たされたキットは中央部分に測定器を入れるくぼみがあるので、そこに測定機をセットします(写真参照)。
(2)両者を重ね、測定を開始します。
放射線測定機のセンサー部分が冠水しているのと同様の状態となり、ミネラルウォーターの発する放射線量を測定します。
(3)線量を1分ごとに合計10回測定し、その平均値を採用します。
(4)何もない状態における放射線量も1分ごとに合計10回測定し、その平均値を取ります。
(5)上記(3)ミネラルウォーターの測定によって得られた線量から、(4)何もない状態における放射線量を差し引きます。
(6)上記(5)によって得られた値を、下表にてベクレル値に変換します。
<測定結果の公表>
測定結果については当店のホームページ上にて公表致します。
<測定値の前提>
商品とは関係なく、ごく少ないレベルで自然環境下の放射線が存在します。従いまして、商品の外装等の放射線を測定すると自然環境下の放射線が混入します。
従って、自然環境下における放射線量と商品、外包装から10cmの放射線測定量を併記いたします。
商品等から検出される放射性物質は、自然環境下での放射線量とある程度以上の差が発生した場合に商品に放射性物質が含まれている可能性があるとお考えください。
<測定結果に対する当店の対応>
①商品外側または外包装上10cmからの放射線量を測定した結果が0.1マイクロシーベルトを超過した場合、その商品は発送いたしません。
②商品となるミネラルウォーターのサンプルによる放射線量の測定の結果、水1キログラム(1リットル)あたり150ベクレルを超過した場合、その商品は取り扱いを中止いたします。
<注意事項>
①当店の行う測定は簡易測定キットによるものですので、厚生労働省などのガイドラインに沿ったものではありません。
②当店の実施している調査はあくまで当店の商品の安全性を検査することが目的であり、その結果を無断で他の用途に用いることを禁止します。
③当店が実施している調査のうちミネラルウォーター(水)そのものの検査はサンプルにて行われます。これによりある程度同じ商品の安全性が高いことを確認できると思われますが、サンプルテストである以上、全品の安全性を絶対的に保証するものではありません。
④当店が実施している調査は特に専門家が行っているわけではありませんので、測定方法及び検査結果の分析に不備があることも考えられます。上記の測定方法に沿って、真摯に調査を行っておりますが、結果についてはあくまでご参考程度にお考えください。